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ハーフDIYリフォーム(セルフリノベーション)・ マンションリフォーム/京都府京都市 H様邸 リフォーム
異文化コミュニケーション ~マンションとは思えない開放感あふれる空間~
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はじめておたよりします。リフォーム雑誌などでお仕事を拝見しました。私たちはこの度マンションを購入しリフォームして住みたいと思い、一度見ていただきたいと思います。ハーフDIYで低予算に押さえる横田さんのやりかたに興味を持っています。妻はDIYに意欲を持ち、私も時間の余裕があります。

 
リフォーム ご要望
          
  1. 洋室(7帖)の陸天井を傾斜天井にする 。
  2. 北側の洋室(5帖)の天井を補強して、隣の洋室(7帖)から 使えるロフトか屋根裏収納部屋にする。
  3. 北側の洋室(5帖)の床をフローリングに貼り替える。
  4. 洋室の間のクローゼットを北側洋室(5帖)から使えるように変更。
  5. 全体的に壁紙を貼り替える。

などでした

 
このようなFAXから始まった今回のリフォームです。

現場に伺い、現場調査をするとともに、
求める空間のイメージを伺ったところ・・・

部屋全体の調子はインテリア雑誌のいう「和モダン」に近いと思います。
ガラスやメタルを使った家具はありません。
  
ダイニング家具はオランダ製の重厚なオークのテーブル(茶色)、中古家具屋で買った昭和40年代くらいのアームチェア(阪急電車のような色のニス塗り、やや民芸調)、今後も中古家具屋で木質の美しい小机などを買って祖母の茶器や旅先で買ったアジアや南米の小物を飾り、壁には大型の版画(リトグラフ)やポスターを配する予定です。
 
カントリー調なり、アジアン調なり北欧調なりビシッと決めた雑誌の実例とは程遠く、専門家から見ればちぐはぐかもしれませんが、私たちにはそれがお似合いと思っています。
「ナチュラル」は好きですが、木肌の色が全面に出たログハウスよりも濃い色調のほうが落ち着きます。

さて、どんな色の壁や造作家具がよいのでしょうか。(後略)

と、言った内容と気に入った雑誌の切り抜きなどを頂きました。このとき既に購入予定の収納家具もおおよそは決まっているなど 比較的空間に対してのイメージはしっかりと持たれていました。
 
既にお手持ちのものもひとつひとつ 買い集められたものであり、ミックススタイルを好んでいらっしゃることからも、造作家具は樹種をそろえるというよりは、着色によって色調を統一することでお手持ちの家具との調和を図ることにしました。
 室自体は色が混ざりすぎないようにシンプルな仕上げとしました。

珪藻土は自分たちで塗る!と兼ねてからのお申し出でしたが 面積が半端なものではなく"本当に珪藻土を塗り上げられるのだろうか?"と私どももやや心配をしておりました(すいません、Ho様!)が、お仕事柄 平日にもお時間を取っていただきやすかったことが幸いし、職人さんたちで行う工事が終わってからはほとんど毎日のようにご夫婦で現場に通いつめ、珪藻土施工に塗装にと、大奮闘(もちろん、娘さんKちゃんも珪藻土塗りのお手伝い)!
  
お世辞ではなく、目に見える部分の仕上げはほとんどご家族で仕上げられました。DIYをお勧めしている私たちも脱帽するほどの努力をされたHo様のこだわりがたくさん詰まったお宅です。マンションとは思えないような 開放感あふれる空間を感じていただけると思います。

 

それでは、御覧ください。

 
 
■玄関

玄関の三和土は トラバーチン風のタイルを貼りました。
壁の珪藻土は奥様の力作です。珪藻土を指を使って櫛引のように仕上げられました。
下から半分くらいの高さはコテでフラットに仕上げています。奥様の器用さとセンスの良さがなせる業。
ライトも効果的で、珪藻土壁の凹凸で影が落ち、とても雰囲気のある玄関になりました。
柱横の棚の上にはお手持ちの絵を掛け、下には可動式のシューズボックスが入ります。

 
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マンションリフォーム  
   
DIYによる珪藻土の壁
 
 
■LD
南に面していて、視界も開けた風通しもよさそうなお部屋でしたが、サッシの結露がひどいようで、一部カビが発生している部分もありました。

"卒のない部屋"というのが最初の印象で、少し淋しい感すらありました。
ロフトを支えるための構造とハンモックを設置するための柱・梁を意匠に取り入れ、デザインの一部とすることで空間にメリハリをつけることができました。

床の柔らかい木肌の色と壁や建具のホワイト系の色、そして造作などの濃い茶色の3色に色を押さえることで室自体はシンプルに仕上げ、お手持ちの家具とも調和を取りやすくしています。
反面、壁は珪藻土にテクスチャーを持たせて仕上げていただき、大きな面積の壁も光があたると陰影(珪藻土凹凸)ができ立体感のでる仕上がりです。
 
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■LD ハンモック
工事が始まる前にペルーを旅された折にこの家につけるために購入されました。海外にもご友人がいらっしゃるHo様はご友人のお宅でハンモックを目にしたときからの念願だったとか。
 
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■LD 飾り棚
この大きな壁には畳大ほどもあるリトグラフを配されると伺っていましたので、ここに造る飾り棚にはリトグラフに劣らないボリュームと存在感をだすため、材は重厚なアサメラにしました。材面が美しく、独特の風合いをもつアサメラはHo様のお好みのアジアや南米の小物ともよく調和します。
 
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■LD 書斎
天井までの書棚を作りました お仕事上、資料書類や書籍が多いHo様。お手持ちの書籍合わせた棚割りにしています。非常にシンプルな書棚もここまでの大きさになると圧巻です。
お馴染みのシナランバーを使いましたが、お手持ちの家具などに合わせてこっくりと深い茶色に塗装。全体的に白く仕上げられた室内のアクセントになり、空間が引き締まります。
 
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■ロフト
床面積は広いものの大人が立てる場所はごくわずかなロフトですが、Ho様はその点も好材料ととらえて 隠れ家のような、茶室のようなイメージで和風のクロスをコーディネート。
開放的なLD・書斎とは異なる閉ざされた空間ですが、空間のコントラストが面白くもあり、極端に絞り込まれた天井高は包み込まれるような感じもして 不思議なくらい落ち着く空間です。
台のように設えているものは実はパイプスペース。側面の紅が空間にもよいスパイスとなっています。
 
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出入り口から奥を見る
 
南側から北側を見る
 
  after
奥から出入り口を見る
 
 
 
■ Kちゃん部屋

北側のお部屋ということもあり、居住性と湿度対策はもちろん、愛娘Kちゃんが安心して、安全に過ごせるように、床は断熱材を敷き、ナチュラルワックス仕上げのコルクタイルに、壁は珪藻土(DIY)にしました。
押入横の扉はお父さんの書斎とつながる扉です。
「今はここの扉なくてもいいくらいだけど、もうすぐ開かずの扉になるのかな。それも彼女の成長の証なのだけど。」とHo様がすこし感慨深げにぽつりとこぼされていたのが印象的です。

 
before   after
 
コルク床 珪藻土 DIY
コルク床 珪藻土 DIY
コルク床 珪藻土 DIY
 
 
■洗面室
「洗面台は簡単でシンプルなものがよい」とのことで、理科室などの実験用のシンクを使い、造作の洗面台を造りました。写真ではわかりにくいですが、白と淡いブルーのクロスを使い、明るく爽やかな洗面室となりました。鏡は枠材をつけずシンプルに。高さはKちゃんの顔が無理なく映る高さにしています。
 
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