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針葉樹と広葉樹の違いや特徴|木材の選び方

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※この記事は「フローリング材の選び方・種類や特徴|住まいづくりの基礎知識」の続きの記事です。

針葉樹と広葉樹の違いや特徴|木材の選び方

木材はフローリングや家具などに欠かせないものでその樹種はとても豊富です。色や質感などから気に入ったもの、またインテリアとして風合いがマッチする樹種を選ぶことが多いかと思いますが、樹種によって特徴や質感はそれぞれ違います。木は性質によって様々に分類されますが、今回はきっと皆さんもなんとなく耳にしたことがある葉の形状によって大まかに分類される「針葉樹」と「広葉樹」の2種類の特徴や違いを紹介しますので木材の選びに役立ててください。

針葉樹と広葉樹の違い

一般的に針葉樹は成長が早く40〜60年で建築の木材として使えるくらいに成長します。一方、広葉樹はゆっくりと成長するため建築の木材として使えるようになるまでに150年以上掛かります。このように成長の違いから硬さや風合いや耐久性など木材としての特徴が異なるので選び方も違ってきます。

① 針葉樹の特徴

針葉樹の代表格であるヒノキの人工林 針葉樹の代表格であるヒノキの人工林 - 出典:Wikipedia
主な樹種 スギ・ヒノキ・パイン・ヒバ など
木材としての特徴
  • 軽くてやわらかい
  • 温もりを感じる肌触りで優しい風合い
  • 木の爽やかな香りが残る
成長の早さ 木材として使えるまでの成長期間 : 40〜60年
針葉樹の特徴 名前のとおり葉が細くトゲトゲしている。木の幹が上へ上へと高くまっすぐに伸び、成長が早いためやわらかい木が多い。成長が早いことから生産量が多く価格が安い。

② 広葉樹の特徴

CMでおなじみの日本で最も有名と思われる広葉樹 CMでおなじみの日本で最も有名と思われる広葉樹 - 出典:Wikipedia
主な樹種 オーク・チーク・ウォールナット・カバ など
木材としての特徴
  • 重くて硬い
  • 耐久性に優れている
  • 色や艶が美しく高級感がある
成長の早さ 木材として使えるまでの成長期間 : 150〜200年
広葉樹の特徴 針葉樹と比べて葉が広く大きいのが特徴。葉に多くの光を当てようと枝葉を横に広げるため木目の変化に富む。また、成長が遅いため木目が密で硬く強度のある木が多い。成長が遅いことから生産量が少なく価格が高い。

針葉樹と広葉樹で肌触りの感触や暖かみが違う

一般的に針葉樹は広葉樹に比べて肌触りに暖かみを感じられると言われています。その理由は木材に含まれる空気の量が関係しているからです。針葉樹の木材は空気を含む量が多く、広葉樹の木材は空気を含む量が少ないという違いがあります。

電子顕微鏡で見た木の断面の様子 電子顕微鏡で見た木の断面の様子 - 出典:The Australian National University

木材はもともと生き物なので、写真のように細胞と細胞の隙間や水や養分の通り道などの組織が無数にあり、製材の際に木をよく乾燥させることで、そこに空気を含めるようになります。樹種によって空気を含める割合が違うので暖かみを感じる度合いも変わってきます。針葉樹の組織構造は単純で密度が低いことからたくさんの空気を含むことができ、暖かみを感じやすく軽くてやわらかい木質になります。一方、広葉樹は組織構造が複雑で密度が高いことから空気を含める量が少なく暖かみを針葉樹ほど感じにくく、重くて硬い木質になります。

フローリング材を選ぶ際、硬い樹種は耐久性に優れ柔らかい樹種は踏み心地がよく疲れにくいなどの特徴があります。針葉樹のパインやスギは柔らかいので家事や立ち仕事でも疲れにくいと言われ、また冬でも表面が暖かく感じます。広葉樹であるオークやウォールナットは硬いので傷つきにくいためペットのいるご家庭に向いているなどの特徴があります。

※この記事は「フローリング材の選び方・種類や特徴|住まいづくりの基礎知識」の続きの記事です。

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