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自然素材の家・自然の恵みを活かす住まいの基礎知識

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自然の恵みを活かした住まいとして多くの方に注目されている自然素材の住宅建材は、温かい風合いのデザイン性やカラダにも優しく心地いい素材として人気を集めています。ここでは自然素材の特徴や種類、また私たちが信頼して使用している自然素材の建材もあわせて紹介します。

自然素材の良さとは?メリットについて

無垢材のフローリングはとても肌触りが優しいものです 出典:遊び心も住まいに取り入れた自然素材リノベーション - 完成事例集

自然素材の1番の良さは何より心地よさではないでしょうか。木の表面は熱伝導性が低いので体感温度としては暖かく感じるので無垢材のフローリングはとても肌触りが優しいもので格別です。また木の持つ調湿機能のおかげで裸足で歩くとベタベタせずとても気持ちがいいですよ。経年変化で味も出てくるので愛着もわき、素材の持つ素朴な風合いと温かみで癒される、そんな心身ともに優しい素材だといえます。

珪藻土にも肌触りや風合いに合わせて高い調湿機能があります 出典:知っていればもう湿気なんて怖くない!ジメジメ対策5つの提案

また、自然素材の壁の仕上げ材として人気の珪藻土にも肌触りや風合いのほかに、高い調湿機能があります。湿度が高いときは空気中の湿気を吸収し、湿度が低くなると蓄えていた湿気を放出し適度に調湿するので窓ガラスの結露やカビやダニの発生を抑えてくれます。部屋の壁を珪藻土にされた方から「梅雨の湿度が高いときに外から家に帰ってくると室内の空気がカラッとしていて涼しいのが良くわかる」という声をよく聞きます。

ほかにも小さなお子さんのアトピー、ぜんそく、アレルギーなどに配慮するために自然素材を使った住まいづくりをすることが有用であるとも言われています。このように自然素材自体の持つ力を活用しておしゃれで心地の良い住まいづくりをすることがきるのです。

自然素材のデメリットもおさえておこう

自然素材ゆえの欠点や性質を理解しておくことが大切ですがデメリットを味わいとして付き合って楽しむからこそ自然素材に魅力があるのかもしれません。見た目やアクセントとして自然素材を楽しみたいのならしっかりデメリットを理解しておいた方が賢明です。

※稀に木の臭いによりアレルギー反応が見られる場合があるそうですが、これは自然素材に限らないことなのでデメリットに含めていません。心配な方は事前に使用する素材について確認しておくことをおすすめします。

無垢材などはどうしても節や色味などの素材のばらつきや反りなどがあり、日頃精度の高い工業製品に慣れてしまっている私たちにとって気になってしまうかもしれません。自然素材にはこのような素材のばらつきは付きものです。「自然素材ならではの味わい」として許容する気持ちが必要だということをあらかじめ頭に入れておいてください。

使用する自然素材についてよく知ることも大切

自然素材のフローリングとして数ミリ程度の薄い一枚の板を表面に張り合わせただけの合板のフローリングのことを自然素材と謳っていることもあります。また、合成化学薬品を含有した塗り壁材に珪藻土を混ぜただけで自然素材と謳っていることもあります。安全で快適な住まいづくりをしたいと考えている方からするとこれらは偽物の自然素材となってしまいますので、使用する素材についてよく知ることも大切です。

自然素材だけじゃない!自然のチカラでもっと心地いい住まいに

珪藻土にも肌触りや風合いに合わせて高い調湿機能があります 出典:知っていればもう湿気なんて怖くない!ジメジメ対策5つの提案

爽やかな風の通り道や優しい光を採り込むように住まいづくりをすることで夏は涼しく冬は暖かい快適な住まいにすることができます。たとえば夏は空気の特性を活かして木陰やグリーンカーテン越しに涼しい風を南側の低い位置の窓から取り込んで北側の高い位置の窓から湿気や熱を逃すことや、冬はたっぷりの太陽の光を取り込める部屋にするなどの工夫をします。このように自然のチカラを十分に理解し上手に活用して住まい設計することが建築家の腕の見せ所です。より自然の恵みを楽しむために光・風・緑を取り込むことも考えてみてはいかがでしょうか?

参考・出典:快適+節約!涼ecoな家の基本

自然素材はデザインや価格も大切だけど、腕が確かな建築家かどうか見極めることが大切

デザインや価格も大切だけど、腕が確かな建築家かどうか見極めることが大切 出典:住まいづくり勉強会&相談会

自然素材を活かす住まいづくりは一般的な住まいづくり以上に素材の特性を理解していなければなりません。豊富な知識や経験、設計と施工の高い技術が求められます。大切なお金で住まいづくりをするのですから技術を持った経験豊かな信頼できる建築家にめぐり会うことがポイントとなってきます。依頼先を決める上でデザイン性や価格も大切ですが「自然素材を扱った経験や知識が豊富かどうか」「しっかりとした施工をする技術力を見極めること」が大切です。

参考:自然素材住宅の完成事例集

自然素材で失敗しないためにも経験豊かな建築家にアドバイスをもらってみよう!

失敗しないためにも経験豊かな建築家にアドバイスをもらってみよう! 出典:住まいづくり勉強会&相談会

私たちの建築設計事務所では「雑誌で見るような自然素材を使ったおしゃれな住まいにしたい!」「家づくりの基礎について勉強したい!」などとお考えの住いづくりの初心者の方を対象に、世間話しする感覚で気軽に参加できる勉強会や相談会を時機に応じて開催しています。各社このようなイベントを無料でおこなっていますので、アドバイスをもらったり知識を身に付けるのにもおすすめです。ぜひ活用して腕の確かな建築家かどうか見極めてみてください。

参考:住まいづくり勉強会&相談会

自然素材カタログ・一覧

パイン(松):無垢材

パイン:無垢材

カントリーテイストのお部屋には欠かせないパイン材。独特の節や経年変化を経て深みを増すパインは普遍の人気です。また、他の無垢フローリングと比べると少しお値段がお手ごろなも魅力のひとつ。パインは木そのものが柔らかな素材ですので歩行感がやさしく小さなお子さんや年配の方のお部屋にも最適。

バンブー(竹):無垢材

バンブー:無垢材

竹は和風のイメージが強い材料ですが、竹のテクスチャが出すぎることのない無垢フローリングはモダンでシンプルな現代的の和風空間やアジアンテイストの空間を演出するのに効果的です。また竹は性能的にもとても優れた材料で、ケヤキと同等の強度があり表面も硬く重歩行にもむいています。傷がつきにくくて収縮膨張が少なく安定している点も魅力のひとつです。熱伝導が早く保温力や耐熱性にも優れていることから床暖房を採用する場合の床材としても向いている。

チーク:無垢材

チーク:無垢材

硬く強靭で伸縮・そりが少なく耐久性が高い。加えて腐食にも強い。床暖房にも対応可能な無垢のフローリング材のひとつ。まっすぐに通った木目が特徴で褐色のやや色味の濃い樹種である。落ち着いた雰囲気やアジアンテイストの空間に最適。

カバ(樺):無垢材

カバ:無垢材

白樺や樺桜と同属の木。緻密な木肌でパイン材などよりは硬質な樹種。木が硬いために初めて無垢フローリングを貼る方はやや手強いかもしれません。やさしい表情を呈するので「ナチュラルテイストのお部屋に仕上げたいけれどパインの節の感じは苦手」という方におすすめです。

メープル(楓):無垢材

メープル:無垢材

色は白色から薄い赤茶色。硬質ながら弾力性に優れ衝撃に対する抵抗力が大きい。木肌は細かく繊細な木目です。少し木に詳しい方なら「バーズ・アイ・メープル」という言葉を耳にされたことがあるかもしれません。言葉の通り鳥の目のような玉粒上の杢が現れるものをこのように呼び高級家具材として使用されています。

珪藻土:左官材

珪藻土:左官材

珪藻(ケイソウ)とは、水中に存在する植物性プランクトンの一種。この地球上に最も早く誕生した原生生物の一種で地球上に大量の酸素を供給し様々な生命の誕生を促したといわれています。その珪藻が海底や湖底に大量に堆積し長い時間をかけて化石となったのが珪藻土です。珪藻本来の多孔質構造が調湿効果、脱臭効果、濾過効果など様々な効果を持ち、カラダに優しい建材として注目を浴びています。珪藻土はDIYで簡単に施工できるのも魅力の一つです。

ウール:断熱材

ウール:断熱材

オーストラリアで開発された製品。「燃えにくく延焼しにくい」「弾力性に優れる」「吸音性に優れる」「耐久性が高い」などの特長があり自然循環の中で作られるまさに理想的な断熱材といえます。

蜜蝋ワックス:塗料

蜜蝋ワックス:塗料

ミツバチが生産する蜜蝋が原料のワックス。無垢材本来の美しさを引き出し撥水効果もある。無垢のフローリングのワックス塗装として初めての方でも簡単に塗ることができるのでお勧めです。

経験豊かな建築家に自然素材についてアドバイスをもらってみよう!

経験豊かな建築家に自然素材についてアドバイスをもらってみよう! 出典:住まいづくり勉強会&相談会

私たちの建築設計事務所では「雑誌で見るような自然素材を使ったおしゃれな住まいにしたい!」「家づくりの基礎について勉強したい!」などとお考えの住いづくりの初心者の方を対象に、世間話しする感覚で気軽に参加できる勉強会や相談会を時機に応じて開催しています。各社このようなイベントを無料でおこなっていますので、アドバイスをもらったり知識を身に付けるのにもおすすめです。ぜひ活用して腕の確かな建築家かどうか見極めてみてください。

参考:住まいづくり勉強会&相談会